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今年の一年 [お寺]

2013年もいよいよ終わりとなります。

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春と秋が短くなってきた様な気も致しますが、いろいろな事も次第にあたりまえでは無くなってきているものも多く感じます。

何も思わなくてもあたりまえであった大切なことがどんどん消えていき、戻ることのできない道を歩んでいるのかもしれません。

圓龍寺では秋口から本堂横の通路と流し周辺の床が損傷していたものを年末に修理する事ができました、同時に本堂外陣の照明も老朽化していた蛍光灯からLED照明に交換し、目に優しいあかりとすることができました。
本堂内陣の照明も大半がLED化でき、仏具や御絵像さんにも優しい照明となりました。

毎年の報恩講も地道に継続しています。今の時代広島市内で薪を使った炊事というのは珍しくなっていますが、熱意ある御門徒さんの尽力で継続する事ができています。
いつまで続けられるかはわかりませんが、各地の御門徒さんからお寄せいただいたお米や野菜を使わせていただき、薪で炊いたお鉢を仏様に供えさせていただけるのは大切な事と思います。
お斎につかれるかたも今年は少し増え、何事にも代えがたい喜びです。

ありがとうございました。

十二月末に本願寺のお煤払い行事に参加させていただきました。当御門主様の出仕されるお煤払いとしてはこれが最後となります。
来年六月には法灯継承式があり、御門主の座を退かれ新門様が御門主を継がれます。
いろいろな事が変わるかもしれません。変えてはいけないこともたくさんあります。
時流に乗らねばとたかが20年30年単位の事でふらふらして、変えてはいけないものを変えてしまうと、二度と正しい道には戻れないものです。

末寺の住職として、浄土の救いが何か、阿弥陀様の救いをひたすら伝えてゆかねばと思います。

今年もありがとうございました。
                                               合掌

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