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動画のご紹介 [イベント]

広島を基盤にして活動しておられる二胡奏者の姜 暁艶さん。

いろいろなイベントにもご協力くださり、6年前に二胡と雅楽のコラボレーションとしてAnniversaryというCDを作成されました。中央仏教学院の講師をされている御堂悠輝さんに収録曲すべての音楽制作をしていただきました。
私も企画段階から少しだけお手伝いさせていただいていたのですが、アルバムの完成後に広島の森林を題材としたAnniversaryのビデオが作りたいといわれていたのが、やっと数曲完成いたしました。
コロナでいろいろ活動の制約がありましたが、中国地方5県内での移動自粛解除となり撮影と編集でお手伝いさせていただきました。

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https://youtu.be/P9SrLooCGUY
アニバーサリー

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https://youtu.be/AxsARjfRFNs
恩徳讃

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https://youtu.be/DYB0pyNRN-8
深緑 ~苔を愛した友の面影 ~

よろしければご覧下さい。


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ホタルの季節 [お寺]

数年前から、自坊から1時間で行ける場所にホタルがたくさん居るのを地元の友人に教えてもらい撮影に行っています。

昨年は少しシーズン遅かったのか、夜は鹿の楽園となっていて肝心のホタルはほとんど撮れなかったのですが、今年は大量に飛んでいる場所を教えてもらい、シーズンに遅れない様なんどか通いました。

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ホタルは虫としては小さな生き物です。それでもしっかり光って自分の場所を知らせています。
ホタルにとっての命の証なのかもしれません。
生きるのはホタルも同じ道、懸命に生きている事に変わりはありません。

自分はどうなのか、人間だから動物だからという区別ではなく、自分はどうなのか、しっかりと問わねばなりません。
皆同じ衆生です。ついつい人間と動物に線引きをし、人間の優位性に自ら酔うのが私たちですが、親鸞聖人は「二足四足多足の衆生、蜎飛蠕動にいたるまで」と教行信証に涅槃経の引用をされています。
本当に皆同じ命なのです。 わすれてはいけません。
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Youtubeチャンネル開設 [お寺]

以前から住職個人の趣味の動画や無人機による空撮映像の公開のためYoutubeは利用していましたが
今回のコロナウィルスによる外出自粛に伴い、お寺の小噺法話のチャンネルを追加致しました。

普段ご法事でお話しさせて頂いている話から、短く抜粋しています。
フルハイビジョン画質ですので、ほとんどのメディアでストレスなく視聴可能です。

https://youtu.be/znbSE4by4FY


気長に話は追加してまいります。
よろしくお願いします。
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滋賀県大津市の犬塚の欅 [お寺]

学生時代に母校である龍谷大学大宮学舎の図書館であれこれ探していた頃、新聞記事のバックナンバーで蓮如上人の愛犬であった柴犬の木像が本願寺宝物として現存していることを知りました。

当時は蓮如上人は柴犬を飼われていたのだという認識くらいしか無かったのですが、後年SNSで蓮如上人と柴犬の話をしていたところ、大津に犬塚があることを教えて頂きました。

本願寺第8代門主である蓮如上人は、本願寺中興の祖と言われていますが、門主となられた時は、本願寺派まだ5間四面程度の本堂だったと言われます。その後徐々に伝道をされていくにつれ、他宗の門徒の方から驚異と受け止められ、蓮如上人の毒殺未遂事件が勃発いたします。
この時、不穏な気配を察した愛犬が、蓮如上人のために出された食事に毒物の混入を知り、自分がそれを食べることで身代わりとなったと言われています。
世間では伝説の様に言われていますが、その身代わりとなった犬を埋葬し、欅を植えたのがこの犬塚の欅です。

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説明板には伝説と言われていますが、愛犬であった柴犬の像を後年蓮如上人がご自身で彫られたのか仏師に頼まれたのかは定かではありませんが、その像が現存することでこの事件が史実であることを物語っています。
蓮如上人が飼われていた柴犬がこの一匹だけとは限りませんが、木像にしてまでその姿を偲ぶというのはよほどのことがない限りあり得ない事です。

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場所は滋賀県大津市の日本赤十字病院の裏手、京阪の駅との間の狭い路地の角です。
京都に行くことはあっても、なかなかここまで足を伸ばすことができなかったのですが、日程がとれ2輪で2018年の3月末にやっと訪れることができました。

この犬が居なかったら、果たして当山の当時の住職が京都に蓮如上人を訪ね、浄土真宗に改宗したのか、それは定かではありませんし、今の本願寺が今の姿かどうかもわかりません。

本願寺の歴史に非常に大きなポイントとなる柴犬の存在を、改めて感じたことです。

湯来町石ヶ谷の名号石 [お寺]

広島の地元新聞である中国新聞の記事に、広島市佐伯区湯来町の岩に掘られた六字名号の記事がありました。

今から250年ほど前に、この地で布教伝道していた僧侶(画像には淨心とあるように読めます)が教えを広めたいとの願いから、湯来町の石ヶ谷の川から50メートルほど上の露出した岩盤に名号を掘り、それを220年ほど前に広島藩の絵師であった岡岷山(おか みんざん)が広島城から北広島町都志見までの旅をする途中で立ち寄り絵に書き留めたものが残っています。

それを220年後に、道楽者の僧侶がマルチコプターを持って撮影に行ってきました。

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場所は、広島から湯来温泉に向かい、湯来町の三叉路を温泉の方へ左折し、しばらく行った所の石ヶ谷峡の看板を右折し、川沿いに入っていった所です。
景勝地でもあり、岩岩に説明看板があります。

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この岩にたどり着くだけでも大変な事ですし、安全ロープなど無い時代に紐で結わえてぶら下がりながら掘られたのだと思います。

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上の岩がひさしの様になっており、地元の方がくり返し修復作業を行われ、現在もはっきりと見えます。

この名号をここに彫り残そうと思った意志とともに、淨心という方にとってそれだけ念仏がすばらしいものであったのが実感として思うことができる場所です。


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広島の盆灯籠 [お寺]

広島県西部(旧広島藩)の一部の習慣として、お盆に竹と紙で作ったカラフルな灯籠をお墓に立てる習慣があります。盆灯籠(ぼんどうろう)と呼ばれています。

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起源は諸説あり、文章で確かな物は残っていませんが、江戸末期には存在したと言われています。
始まりはお墓にある石灯籠の代わりに、手近な材料で手作りの灯籠を供えたのが始まりではないかと言われていますが定かではありません。
戦前は現在の寺町の中の通りに夜店が立ち並び、大変に賑やかだったと言われています。

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広島の盆の墓参りの特徴として、広島特有の夕凪の時間が過ぎ、夜涼しくなってから浴衣で墓参りをする習慣が以前はあり、今も夜9時過ぎまで墓地に照明が入ります。現在は浴衣でお参りされる事は減りましたが、毎年この時期には仏教を示す6色をベースにしたカラフルな灯籠でお墓が飾られます。

昭和40年代までは実際に蝋燭を入れ火を灯していましたが、火災防止のため火は灯さないようになっています。

熊本大分地震 復興支援チャリティーミニコンサートのお知らせ [イベント]

来る6月25日(土)に、圓龍寺仏教婦人会総会に続き、下記の要項にて姜 暁艶さん演奏によるチャリティーミニコンサートを予定しています。

熊本大分地震の復興支援チャリティーとして、また、4月末に発売された新アルバム「Anniversary」のお披露目(ジャケットデザイン等で、圓龍寺も僅かですが協力させていただいています)でもあります。

30分少々という僅かな時間ですが、入場は無料です。婦人会総会終了後に予定していますので、どなたもご自由にご来場できます。
(1時頃から住職法話の予定ですので、その時間からは一般の方も入場できます)

妙なる二胡の音色と、Anniversaryで試みられた、二胡と雅楽とシンセサイザーの響き合いをお楽しみください。

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姜 暁艶さんの新アルバム Anniversary 発売です [イベント]

広島をベースに活動されている二胡奏者の姜 暁艶(ジャン ショウィエン)さんの新しいCDが発売となりました。

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従来のコンサートでもチャレンジされていましたが、中国の二胡と日本で発達した雅楽器とシンセサイザーのコラボレーションによる仏教讃歌を中止としたアルバムです。

本来、二胡と雅楽器と西洋音階のシンセサイザーは音のピッチが異なり、それぞれ独自の周波数分布で固有の音色をもっているのですが、それぞれの楽器の奏者の超絶とも言える演奏で見事なハーモニーを醸し出しています。

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妙なる響き合い 是非ともお聴き下さい。

広島の二胡音楽院 および Amazon にて購入できます。


Anniversary

Anniversary

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 二胡音楽院
  • 発売日: 2016/05/01
  • メディア: CD





圓龍寺仏教婦人会結成60周年記念コンサートのお知らせ [イベント]

このたび圓龍寺仏教婦人会は結成60周年を迎えさせて頂くことができました。
これもひとえに会員皆様の熱意とご尽力のおかげと深く感謝致します。

つきましては、下記の要項にて記念コンサートを開催する運びとなりました。

奏者は、広島在住で本願寺ともご縁の深い二胡奏者 姜 暁艶さん(ジャン ショウィエンさん)です。
現在は広島はもとより、日本各地や海外まで広く活動されている、多彩で快活な方です。
以前よりご縁があり、このたび来ていただくことができました。私たちも大変楽しみに目下準備中です。

参加費は無料です。整理券等もございません。老若男女どなたでもご入場いただけます。
この機会に是非とも、二胡の生の音に触れて下さい。

当日は一時半より仏教婦人会の法要がありますが、二時以降はどなたでもご入場できます。
コンサートは二時半開演を予定しております。

是非とも 多数のご参加をお待ちしております。

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会場は 広島市中区寺町3-13 圓龍寺本堂
お問い合わせは 082-231-4967 圓龍寺まで

駐車場はございませんので、近隣のコインパーク等をfご利用下さい。


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今年の一年 [お寺]

2013年もいよいよ終わりとなります。

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春と秋が短くなってきた様な気も致しますが、いろいろな事も次第にあたりまえでは無くなってきているものも多く感じます。

何も思わなくてもあたりまえであった大切なことがどんどん消えていき、戻ることのできない道を歩んでいるのかもしれません。

圓龍寺では秋口から本堂横の通路と流し周辺の床が損傷していたものを年末に修理する事ができました、同時に本堂外陣の照明も老朽化していた蛍光灯からLED照明に交換し、目に優しいあかりとすることができました。
本堂内陣の照明も大半がLED化でき、仏具や御絵像さんにも優しい照明となりました。

毎年の報恩講も地道に継続しています。今の時代広島市内で薪を使った炊事というのは珍しくなっていますが、熱意ある御門徒さんの尽力で継続する事ができています。
いつまで続けられるかはわかりませんが、各地の御門徒さんからお寄せいただいたお米や野菜を使わせていただき、薪で炊いたお鉢を仏様に供えさせていただけるのは大切な事と思います。
お斎につかれるかたも今年は少し増え、何事にも代えがたい喜びです。

ありがとうございました。

十二月末に本願寺のお煤払い行事に参加させていただきました。当御門主様の出仕されるお煤払いとしてはこれが最後となります。
来年六月には法灯継承式があり、御門主の座を退かれ新門様が御門主を継がれます。
いろいろな事が変わるかもしれません。変えてはいけないこともたくさんあります。
時流に乗らねばとたかが20年30年単位の事でふらふらして、変えてはいけないものを変えてしまうと、二度と正しい道には戻れないものです。

末寺の住職として、浄土の救いが何か、阿弥陀様の救いをひたすら伝えてゆかねばと思います。

今年もありがとうございました。
                                               合掌

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