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広島の盆灯籠 [お寺]

広島県西部(旧広島藩)の一部の習慣として、お盆に竹と紙で作ったカラフルな灯籠をお墓に立てる習慣があります。盆灯籠(ぼんどうろう)と呼ばれています。

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起源は諸説あり、文章で確かな物は残っていませんが、江戸末期には存在したと言われています。
始まりはお墓にある石灯籠の代わりに、手近な材料で手作りの灯籠を供えたのが始まりではないかと言われていますが定かではありません。
戦前は現在の寺町の中の通りに夜店が立ち並び、大変に賑やかだったと言われています。

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広島の盆の墓参りの特徴として、広島特有の夕凪の時間が過ぎ、夜涼しくなってから浴衣で墓参りをする習慣が以前はあり、今も夜9時過ぎまで墓地に照明が入ります。現在は浴衣でお参りされる事は減りましたが、毎年この時期には仏教を示す6色をベースにしたカラフルな灯籠でお墓が飾られます。

昭和40年代までは実際に蝋燭を入れ火を灯していましたが、火災防止のため火は灯さないようになっています。

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